阿蘇 草千里ヶ浜のお馬さん達   その2


〔彼らの仕事〕
 日中は、観光のお客さんを背中に乗せ、乗馬コースを回っていました。
 乗馬コースは3つあり、5分程度の手軽に挑戦できるものから、放牧地をほぼ1周する、乗馬を十分堪能出来るコースまでありました。
 お客さんが来ると、背中に乗せ黙々と仕事をこなしていきます。
 いい働き振りです。
 お客さんは、家族連れ、カップル、修学旅行の学生さん、海外からの観光客とさまざまでした。

〔放牧〕
 PM5:00になり、辺りも薄暗くなってきました。
 鞍を外され、彼らの今日の仕事は完了です。お疲れさまでした。
 鞍を外された後、彼らはまた放牧地に向かって歩き出しました。
 この時、やっと分かりました。彼らはここで放牧され、仕事をし、ここにいる。彼らはこの草千里ヶ浜で生きているのです。
 しかし、人間に管理されているお馬さんたちなのに、なんと逞しいことか。

〔プライベートタイム〕
 仕事が終わってから、彼らはまた放牧地に各々散っていきます。
 そして、また草を食みながら、池(といっていいのか分かりませんが)の向こうにだんだん集まってきました。

 

〔日没〕
 辺りは真っ暗で、写真が撮れる状況ではなくなってきました。 
 それに、私以外に人の気配がなくなってしまった。
 空がとっても綺麗でした。
 そろそろ、帰るとするか。



〔最後に〕
 翌日の早朝にも、もう一度草千里ヶ浜に訪れ、撮影をしました。
 その時も、普段と変わらない様子で放牧地で草を食んでました。
 
 一日ちょっとの短い時間でしたが、彼らが人と関わりながら、自然の中で力強く生きていることが分かってきました。
 そして、彼らがこの世界で生きる逞しさを感じることができました。
 写真からそんな彼等であることが、見てくださった皆さんに伝わればと願っております。


 写真撮影後、彼らにお礼と挨拶をして、違う世界で生きるお馬さんに会いに淀へ向かいました。


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